第1回 資金繰り表の作成

2010/02/26更新

■資金繰り表の作成

会社の要 資金の管理

会社が日々行う経理の仕事のうち、重要なもののひとつに資金繰りがあります。
資金繰りとは、会社のこれからの資金の管理です。売上の資金回収と仕入・外注費・従業員の給与などの経費の支払いを管理して、いつ・いくら入金・支払うかをコントロールすることを言います。そしてその資金を管理する際に使う表を「資金繰り表」と言います。これには会社が資金ショートするのを防ぐ役割があります。もし資金繰りをしないで、いわゆるどんぶり勘定で会社を経営していた場合に、急に売掛金の回収が遅れたら、明日の従業員の給与が払えなくなる可能性もでてくるのです。

資金繰り表を作成する

資金繰り表は、毎月の入金と支払いについて、いつ・いくらになるかを予測して将来どの時期にいくら資金が不足する可能性があるかを把握する表です。
通常は、月次ベースで考え半年〜1年先まで作成するといいでしょう。月の取引金額の多い会社や現金預金の残高が少ない会社の場合、月次ベースだけでなく10日ごとなどさらに細かく見ていく必要があります。この資金繰り表を作成しておくと、金融機関に融資を申し込みに行く際にも、借入金の目安になり便利です。銀行によっては借入の際の必要書類になっているところもあります。

実際の資金繰り表とは
  1. まず作成に必要な数字の洗い出し
    資金繰り表を作成するには、収入と支払のサイトを把握することから始めます。
    収入
    • 売掛金回収のサイト(今月売上のものはいつ入金になるか)
    • 受取手形があるか、手形のサイトは。
    • 受取利息などの営業外の収入があるか。
    支出
    • 買掛金支払のサイト(今月仕入れ・外注のものはいつ支払いになるか)
    • 支払手形があるか、手形のサイトは。
    • 固定費はいつ、いくらかかるか(人件費、事務所家賃など)
    • 借入金と利息の返済金額はいくらか。
  2. 具体的に資金繰り表に数字を入れ込みます。
    (単位:円)
      平成×年○月 平成×年○月 平成×年○月
    前月繰越 6,082,697 2,681,786 747,072
    経常収支 収入 売掛金回収 5,000,000 7,000,000 7,500,000
    受取手形期日入金 750,000 100,000 150,000
    手形割引 0 0 0
    雑収入 0 0 0
    受取利息 0 0 0
    5,750,000 7,100,000 7,650,000
    支出 買掛金支払 3,500,000 3,750,000 2,800,000
    人件費支払 2,000,000 2,000,000 2,000,000
    手形決済 1,285,400 680,000 600,000
    変動経費 600,000 700,000 750,000
    固定経費 1,000,000 1,000,000 1,000,000
    8,385,400 8,130,000 7,150,000
    経常収支差額  -2,635,400 -1,030,000 500,000
    経常外収支 収入 銀行借入金 0 0 0
    社長借入金 0 0 0
    0 0 0
    支出 固定資産 100,000 100,000 100,000
    借入金返済 500,000 500,000 500,000
    支払利息・割引料 115,511 104,214 111,696
    定期積立 50,000 50,000 50,000
    765,511 754,214 761,696
    経常外収支差額  -765,511 -904,714 -912,196
    翌月繰越 2,681,786 747,072 334,876
資金繰り表を経営に生かす。

資金繰り表作成して、翌月繰越に残高があれば大丈夫と安心するだけでは駄目です。せっかく作成した表ですので、それを経営に生かしましょう。
上記の表ですと、買掛金の支払のほうが売掛金の入金よりも先行しています。つまり支払サイトのほうが短いのです。 売掛の入金よりも先に、支払が起きているため資金不足に陥りやすくなります。
このような場合には、仕入先や外注先に支払サイトを延ばしてもらうなどの交渉が必要です。
また、事務所家賃などの固定費は、売上に関係なく発生しますので売掛金の入金が減少した月は、資金不足が起きやすくなります。

さらに詳しく資金繰りについてお聞きしたい方、自分では不安なので当事務所に資金繰り表の作成を依頼される方は、お気軽にご相談下さい

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